柳宗理

    日本の工業デザイナーの草分け的存在の柳宗理は、1950年代より世界中の様々なコンクールで作品が認められ、フランスのルーブル美術館やニューヨークの現代美術館に多数の作品が収蔵されています。そのデザインは幅広く、カトラリーやケトルなどの日用品だけではなく、高速道路のトンネルや橋梁など私たちの生活に密接に関わる建造物にまで、多岐に亘っています。2002年には日本の文化デザインにおける功績が称えられ、文化功労者に選ばれました。柳宗理デザインの使いやすい調理道具は、私たちの心をつかんで離しません。